整形外科

整形外科のご紹介

　当科は日本整形外科学会認定研修施設であり、整形外科変性疾患および救急外傷を扱い、年間900件を超える手術を行っております。整形外科スタッフは6人であり、その内日本整形外科学会認定専門医は5人おります。日本整形外科学会専門研修プログラムの基幹病院であると同時に、2018年からは八戸地域整形外科専門研修プログラムの基幹病院にもなっております。

　脊椎脊髄病に関しては、頚椎から骨盤まで全脊椎の病態に対応しております。頚椎領域では、頚椎症性脊髄症や頚椎後縦靭帯骨化症に対し金属プレートを用いた椎弓形成術を行い、術後にカラー固定をしない治療を行うことで早期の社会復帰を可能としております。また椎間板ヘルニア症例に対しては顕微鏡下の低侵襲除圧手術を行っております。腰椎領域では、腰部脊柱管狭窄症に対して筋肉にダメージを与えないように工夫した顕微鏡下手術により、術後の疼痛緩和および早期のリハビリテーションを可能としております。不安定性のある症例や脊柱変形の症例に対しては金属インプラントを用いた脊椎固定術を行っておりますが、最近ではナビゲーションシステムを用いた最新の低侵襲低被曝の手術治療を行っております。その他、脊髄腫瘍や脊椎外傷などの手術も数多く行っており、術中に脊髄モニタリングを行うことでより安全に手術治療を行っております。

関節疾患に関しては、膝および股関節変性疾患に対し人工関節置換術を積極的に行っております。股関節疾患については高度の技術を要する寛骨臼回転骨切り術や再置換術を行っています。また人工股関節手術には前側方アプローチを導入して、軟部組織を温存した小皮切の手術を行っております。また筋腱温存により強い脱臼抵抗性が得られるため術後動作制限をする必要がなく、早期回復が期待出来ます。人工膝関節置換術ではナビゲーションシステムを利用したより精度の高い手術を行うことで、長期的な手術成績の安定を図っております。

救命救急センターのある当院は青森県南地区の外傷拠点病院です。救急車やドクターヘリで県境を越えて患者さんが運ばれてきます。当科における整形外科外傷治療は、体幹から四肢のすべてに対応できる体制をとっております。四肢の骨折や脱臼に対しては救急救命科や麻酔科と協力し、可能な限り早期に安全に手術を行っております。急性期の治療後には、地域の連携病院で機能回復のためのリハビリテーションを継続して行う体制も整えております。

当院では2017年から骨粗鬆症によって起こる骨折入院例に対してチーム医療を行い、次に起こる骨折の予防治療を積極的に行っております。2020年にはその成果が認められ、国際骨粗鬆症財団から表彰を受けました。高齢社会の到来により増えている多くの骨粗鬆症患者さんに対して地域ぐるみで治療することも重要と考えており、外来においては近隣地域の整形外科や内科を含めた多くの医療機関と連携治療を行っております。

その他、当院は高度専門医療の拠点病院として弘前大学整形外科の協力を得て、小児整形外科や骨・軟部腫瘍の専門外来を行い、手術治療も積極的に行っております。

整形外科で手術を受けられる患者さんへ（JOANR）

診療受付時間・外来診療担当医のご案内

診療受付時間

整形外科の診療受付時間と休診日は下記となります。

外来診療担当医

外来診療担当医一覧表ページでご確認ください。

• 担当医変更のお知らせは、こちらの担当医不在のお知らせページでご確認ください。

担当医の紹介

私たちが、八戸市民病院の整形外科を担当しておりますので、宜しくお願いします。

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