泌尿器科のご紹介
当院泌尿器科では一般泌尿器疾患及び透析治療を行っています。
尿路の悪性腫瘍は前立腺・腎臓・膀胱をはじめとして、後腹膜臓器に発生します。それぞれ、臓器温存と癌根治の両立を目指して治療しています。
現在泌尿器腹腔鏡技術認定医が常勤しており、関連大学病院と連携しながら腹腔鏡手術を行っています。腹腔鏡手術は従来の開腹手術に比べて、疼痛が軽減され体への侵襲(ダメージ)が少ない手術とされています。これからの高齢化社会において、より低侵襲な同手術の適応が今後さらに広がっていくものと考えています。
現在は腎癌、腎盂・尿管癌、副腎腫瘍に対し、個々において適応を判断し腹腔鏡手術を行っています。
(腎癌の中でも小径のものは小切開開腹による腎部分切除にて良好な結果を得ています。)
2025年1月より限局性前立腺癌に対して、手術支援ロボット「ダヴィンチ」を用いた手術を開始しました。日本では2012年に前立腺癌に対しロボット手術が保険適用となり、以降全国で使用する病院が増えてきています。当院は県内では他のロボットシステムを含めますと5施設目となります。
手術支援ロボットは、ロボット自体が自動で手術するのではなく、「手術支援ロボット」という名前の通り、患者に挿入された4本のロボットアームを、術野から離れた位置にいる術者がサージョンコンソールを用いて操作するものです。
創は小さく、多関節で可動域が広いアームにより複雑で繊細な動きが可能で、また鮮明な3次元画像を得ることができるため、より安全に、より侵襲の少ない手術が可能になります。そのため、出血量が各段に少なく、術後の回復も早く、臓器機能の温存性に優れています。
また、早期前立腺癌では根治手術のほかに放射線治療で手術と同等の結果を得ている例もあります。
近隣病院と連携しながら治療を行います。
小児泌尿器科疾患も小児科と協力しながら診療しています。中には治療によって将来の腎機能の悪化を防ぐ必要があるお子さんもいらっしゃいますので、その治療の適応・時期・方法などを慎重に考慮して治療にあたっています。特に小児泌尿器科専門医の介入が必要な手術や、排尿障害など長期の管理が必要な場合には宮城県立こども病院など、他県の専門病院と連携しながら診療にあたります。
また、当院は3次救急病院であり、結石性腎盂腎炎、尿閉、精巣捻転、尿路外傷、など緊急性の高い疾患にも対応すべく、日夜診療を行っています。
慢性腎不全には透析療法を行っています。血液透析療法は透析ベッドが15台(最大透析可能人数30名)に対し年間血液透析導入数は40名以上のため、安定した維持透析は他院にお願いしています。在宅腹膜透析療法(CAPD)は適応を選んで他院と連携しながら導入を相談しています。
腎移植に関しましては当院移植外科で対応していますが、手術や透析管理については当科も協力して診療しています。
診療受付時間・外来診療担当医のご案内
診療受付時間
泌尿器科の診療受付時間と休診日は下記となります。
診療受付時間のご案内 | |
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診療受付時間 | 月曜日・水曜日・金曜日 午前8:15~午前11:00 火曜日(再来予約患者のみ受付) 午前8:15~午前11:00 |
休診日 | 木曜日・土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始(12月29日~1月3日) |
外来診療担当医
外来診療担当医一覧表ページでご確認ください。
- 担当医変更のお知らせは、こちらの担当医不在のお知らせページでご確認ください。
担当医師のご紹介
私たちが、八戸市民病院の泌尿器科を担当しておりますので、宜しくお願いします。
病気についてや症状でお悩みの方など、お気軽にご相談ください。
明円 真吾 (みょうえん しんご) | |
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所 属 科 | 泌尿器科 |
出身大学 | 東北大学 |
卒 業 年 | 平成22年 |
専門分野 | 泌尿器科一般 |
コメント | 日本泌尿器科学会専門医・指導医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本泌尿器科学会/日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 泌尿器腹腔鏡技術認定医 日本泌尿器科学会/日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 泌尿器ロボット支援手術プロクター(前立腺・膀胱) |
鈴木 健大 (すずき たけひろ) | |
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所 属 科 | 泌尿器科 |
出身大学 | 岩手医科大学 |
卒 業 年 | 平成23年 |
専門分野 | |
コメント |
小野 健介 (おの けんすけ) | |
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所 属 科 | 泌尿器科 |
出身大学 | 山形大学 |
卒 業 年 | 令和3年 |
専門分野 | 泌尿器一般 |
コメント | よろしくお願いします。 |