栄養管理科
栄養管理科は、常勤6名、会計年度職員2名計8人の管理栄養士が、入院患者さんへの栄養管理や入院、外来での栄養指導を行っています。
〈入院中の食事、栄養管理について〉
食事は、厚生労働省による基準を満たした食事を提供しています。
管理栄養士が入院中の患者さんを対象に個別の栄養管理を実施しております。
患者さんがよりよい状態で過ごしていただき、退院までサポートできるように、食事摂取量や身体状況・病態などに応じて、他職種のスタッフとも連携とりながら栄養管理をしています。
〈食事の時間について〉
朝食は、7:30頃、昼食は12時頃、夕食は18時頃にお出ししております。
温冷配膳車により、温かいものは温かく冷たいものは冷たく患者さんのもとへお届けできるよう努めております。
〈献立について〉
個々の病態や状態に合わせた栄養バランスのよい食事を、季節の食材や行事食を取り入れ、安全安心でおいしい食事の提供を心掛けています。
また、青森県産の米や牛乳、卵、野菜類などを使用し地産地消にも努めています。
当院では、食材の調達から、盛りつけ、配膳、下膳、洗浄などの業務を全面委託しています。
厚生労働省の大量施設衛生管理マニュアルに基づき、安全な衛生管理に努めています。
年2~3回嗜好調査を実施し、患者さんの意見を参考によりよい給食管理に努めています。
〈個別対応について〉
硬いものが食べれない、刻んでほしい、主食をパンや麺にしてほしい、嗜好上食べられないものがある、牛乳が飲めない、アレルギーで食べれないものがあるなどについては、お申し出ください。可能な範囲で患者さんの希望をお受けしています。ただし、すべてのご希望に添えないこともありますのでご了承ください。
〈選択メニューについて〉
選択食は、常食では、毎週火、木の週2回(昼食と夕食)、全粥食では土曜日、エネルギーコントロール食は、毎週金曜日選択食を実施しています。
麺類やパンなど選択でき、楽しみをもっていただくようにしています。
入院中のお食事です。下記の他、様々な食種に対応しております。
〈妊産婦食について〉
妊娠中の方の食事では、鉄を強化し、補食を提供しています。
当院で出産された方には、お祝い膳を提供しています。
〈病棟訪問について〉
毎週2回各病棟に伺い、食事が少しでも食べやすくなるように、食事の量や食形態などの要望を聞き食事に反映しています。
〈栄養掲示物について〉
毎月栄養だよりを発行して、患者さんに栄養の情報提供をしています。
〈行事食について〉
ひな祭り、七夕、三社大祭などほぼ毎月カードを添えて行事食をお出ししています。
毎月メッセージカレンダーを患者さん全員にお配りしています。
〈栄養相談について〉
医師の指示に基づき、食事療法が必要な入院・外来の患者さんを対象に、管理栄養士が栄養指導を行っています。
栄養指導は、午前、午後とも4件ずつの予約制となっています。
必要な方には、ベッドサイドでも実施しています。
その他、隔月第2火曜日、水曜日には、透析センターにて、透析患者さん対象に栄養相談を行っています。
骨粗鬆症予防のため、ベッドサイドにて対象患者さんのもとへいき、個別栄養相談を行っています。
〈糖尿病教室〉
糖尿病教室は、毎週火曜日と木曜日集団栄養指導を行っています。(現在は新型コロナウィルスの影響により中止しています)
〈出産準備教室(学び・憩いの場)〉
妊婦さん対象に、月2回集団指導を行っています。(現在は新型コロナウィルスの影響により中止しています)
〈その他の活動について〉
・NST(栄養サポートチーム)では、栄養不良の患者さんにあった栄養療法を実施できるよう、他職種のスタッフと協力して患者さんのサポートに努めています。
また、当院は日本臨床栄養代謝学会の認定教育施設です。
・OLS(骨粗鬆症リエゾンサービス)カンファレンスにも毎週参加し、骨粗鬆症患者さんの二次骨折予防に取り組んでいます。