化学療法レジメンと外来化学療法情報提供書の発行について
①化学療法レジメンについて
外来化学療法の質向上を目的に、当院において審査され承認されたレジメンを公開します。患者さんへ交付した文書に、レジメン番号とレジメン名を記載しています。投与量、投与スケジュールは、患者さんの状態によって変更される場合があります。
レジメンに関するご質問等は、薬局DI室(0178-72-5111、内線1422)にお問い合わせください。
②外来化学療法情報提供書の発行について
当院では、令和3年12月より連携充実加算の算定を開始しました。算定を実施した患者さんには化学療法の内容や副作用発現状況を記載した外来化学療法情報提供書を提供いたします。患者さんから外来化学療法情報提供書を提示された場合は、その内容を薬学的知見に基づく指導にご活用下さい。調剤時または服薬期間中の継続的なフォローのなかで服薬状況や副作用の有無を確認いただき、下記の報告対象に該当する場合は、外来化学療法トレーシングレポートにてご報告をお願いいたします。
また、経口抗がん剤についても同様に、報告対象に該当する場合は、外来化学療法トレーシングレポートでのご報告をお願いします。
ご報告いただいた情報は、院内で共有し、患者さんの薬物療法に役立てていきたいと考えておりますので、ご協力お願いいたします。
<報告対象>
①抗がん剤の副作用Grade2以上で緊急性のない症状
②服薬アドヒアランス、他院処方薬など、即時性はないが病院と共有すべき情報
※注意事項
外来化学療法トレーシングレポートによる情報伝達は疑義照会ではありません。疑義照会については通常通り直接医師、各科外来にお願いいたします。
CTCAE Grade3以上の緊急性の高い症状の場合は、患者さんから外来(夜間休日は当院急患室)に直接電話連絡するよう促してください。
外来化学療法トレーシングレポート<PDF版>(2022年3月更新 .ver2)
外来化学療法トレーシングレポート<Word版>(2022年3月更新 .ver2)
<外来化学療法情報提供書発行時の当院の対応>(2022年3月追加)
外来化学療法情報提供書を発行した患者さんのお薬手帳には以下のようなシールを貼付しますので、患者さんから文書のご提示がない際はお声がけをお願いします。ポスターは窓口に掲示するなどしてご活用ください。
シール
ポスター
外来化学療法情報提供書ポスター
<対応窓口>
外来化学療法トレーシングレポート:FAX 0178-72-5145
薬局:TEL 0178-72-5111(代) 内線:1420
平日 8:30~17:00 薬剤師外来担当
<資料>
■免疫チェックポイント阻害薬で治療中の方への問診票
免疫チェックポイント阻害薬を用いた治療は副作用の早期発見が重要です。当院では、免疫チェックポイント阻害薬で治療を受けている患者さんに、点滴後に問診票を配布し、次回外来受診時までの体調変化を記載していただいて、副作用の早期発見につなげる取り組みを行っています。
免疫チェックポイント阻害薬の副作用モニタリングの際、ご活用ください。
■手足症候群指導せん
八戸地区病院薬剤師会がん緩和委員会と一般社団法人 八戸薬剤師会で作成した手足症候群の指導に関する資料です。手足症候群の副作用モニタリングにご活用ください。これらの資料は一般社団法人 八戸薬剤師会のホームページにも掲載されています。